『代書屋ミクラ』
出版社 光文社
発売日 2016/4/12
文庫
定価 778円(税込)
解説 吉田伸子(書評家)
●二冊目の単行本『代書屋ミクラ』が文庫化しました。単行本バージョンとのちがいは、解説が付されたこと。それと表紙のデザインがびみょうに変わってます。
●もくじと作品概要
1、「超現実な彼女」学術論文執筆代行業者、ひとよんで「代書屋」ミクラのデビュー戦。ヒロインはシュルレアリスティックな花屋さん。依頼人は心理学者で、ミクラがなぜあんなに失恋ばっかりしているのか、その事情が語られます。数学者ミニ伝記ふたつつき ★冒頭試し読み
2、「かけだしどうし」ヒロインはかけだし女性理容師、依頼人は生物学者。頭のあの悩みについて画期的な論文ができあがります ★冒頭試し読み
3、「裸の経済学者」ヒロインはパン屋さん、依頼人は経済学者。無人販売がなぜ成立するかが論文のテーマです ★冒頭試し読み
4、「ぼくのおじさん」ミクラは失恋に疲れはてて郷里へ帰ります。するとそこには変人で名高い叔父が。おじさんが趣味で書いた人類学の論文執筆をてつだううち、先輩代書屋トキトーさんの意外な過去を知ることになります。ヒロインは女性車掌さん ★冒頭試し読み
5、「さいごの課題」なにかがふっきれ、北の街に戻ったミクラ。でも、かわりになにかをなくしちゃいませんか。さいごのヒロイン、喫茶店の美人店主との恋のゆくえはいかに ★冒頭試し読み
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