作品一覧

これまでに出版された著作すべてを並べたページです。新しいものが上になっています。
ジャンルはエンタメ小説、つまりフィクションです。
★試し読みページへのリンクがあります。

 

『架空論文投稿計画』カバー
『架空論文投稿計画 あらゆる意味ででっちあげられた数章』
出版社 光文社
発売日 2017/10/20
単行本、四六判
定価 1600円(税別)
デザインと装丁 宗利淳一
第一章と「ぶぶ漬け」論文まるごと試し読み
●七冊目の単行本は破天荒な変化球。まるで『鼻行類』のようにリアルでおかしな嘘論文が11本も入っています。でも、論文集ではなく小説です。これらのへんな論文は、ひとりの勇気ある研究者が研究不正の実態をあばくため計画した「架空論文投稿実験」用にわざと嘘っぽく書いたものなのです。たとえばそのタイトルは、
「島弧西部古都市において特異的にみられる奇習“繰り返し『ぶぶ漬けいかがどす』ゲーム”は戦略的行動か?」
「経済学者は猫よりも合理的なのか?」
「図書館所蔵の推理小説に“犯人こいつ”と書きこむひとはどんなひとか」
「おやじギャグの社会行動学的意義・その数理解析」
「比較生物学から導かれる無毛と長寿との関係――はげは長生き?」
などなど。タイトルからしておかしいのに、投稿された論文にだれもダメだししてくれません。そんな実験を続けるうち、研究者に妨害の魔の手が。謎の組織・論文警察やその黒幕の正体は。そして主人公に接近する黒衣の超美人ハーフ研究者は敵か味方か。「代書屋」シリーズでおなじみ、敏腕代筆業者のトキトーさんも登場します。
学術業界(架空)裏話にひたっていただくため、専門用語にはていねいに註をつけました。巻末にはショートショートのおまけつき。コスパには自信があります。するめを噛むように味わっていただけたら幸いです。
●もくじ、帯ほかくわしい情報は当サイト内架空論文特設ページよりごらんになれます。
●ご意見・ご感想は光文社までおねがいいたします。

 

出版社 筑摩書房
発売日 2017/6/8
単行本、四六判 264ページ
定価 1600円(税別)
装丁 アルビレオ
カバー 上田よう

●六冊目の単行本にして初のホラー短編集となりました。多様な舞台、いろんなテイストのお話が詰まっております。短編アンソロジーの好きな方におすすめです。電子版もあります(kindle楽天kobo、iBooks Store、紀伊国屋、hontoなど)。各種端末対応。ちょっと安くて1400円(税別)です。
もくじと作品概要
1、「たとえわれ命死ぬとも」動物実験が禁止されているので、自分の身体で実験するしかないんです ★冒頭試し読み
2、「やつはアル・クシガイだ――疑似科学バスターズ」ゾンビは一体も出てきません ★全文試し読み
3、「バスターズ・ライジング」科学者+奇術師=疑似科学バスターズ。その発足エピソードと、ドーナツ少々 ★冒頭試し読み
4、「砂漠」手錠でつなぎあわされた7人の凶悪少年犯罪者たちが飛行機事故で砂漠に放り出される ★冒頭試し読み
5、「5まで数える」失算症の少年、数学者の幽霊に出会う。モデルとなった数学者は表紙に浮いてます ★冒頭試し読み
6、「超耐水性日焼け止め開発の顛末」研究者二重オチのショートショート
●内容について、くわしくは筑摩書房内特設ページ、および当サイト内特設ページをごらんください。
「本よみうり堂」で朝井リョウさんによる書評が読めます。
●ご意見・ご感想は筑摩書房までおねがいいたします。

 

『代書屋ミクラ すごろく巡礼』表紙
『代書屋ミクラ すごろく巡礼』
出版社 光文社
発売日 2016/7/14
単行本、四六判
定価 1300円(税別)
挿画と題字デザイン 丹地陽子
装丁 宗利淳一
冒頭試し読み
●学術論文執筆代行業「代書屋」シリーズ初の長編。今回は学術色薄めで、ミクラのミッションはひとさがしです。失踪した依頼人(例によってきれいな女性)を追って、巡礼の島にやってきたミクラ。ところが巡礼のルールはなぜかすごろくで、さいころの生み出すランダムネスに翻弄されまくります。すごろくレースの参加者たちもみな個性的、協力しあったり妨害されたり。はたしてミクラは、依頼人を探し出すことができるのでしょうか。あの参加者の意外な正体も読みどころです。
あ、若いみなさんすごろくってわかりますよね。桃鉄みたいなものです。
長編なのでもくじはありません。
なお、本書を読むために前作『代書屋ミクラ』を読んでいる必要はまったくありません。独立しておたのしみいただけます。
●ご意見・ご感想は光文社までおねがいいたします。

 

出版社 光文社
発売日 2016/4/12
文庫
定価 778円(税込)
解説 吉田伸子(書評家)

●二冊目の単行本『代書屋ミクラ』が文庫化しました。単行本バージョンとのちがいは、解説が付されたこと。それと表紙のデザインがびみょうに変わってます。
もくじと作品概要
1、「超現実な彼女」学術論文執筆代行業者、ひとよんで「代書屋」ミクラのデビュー戦。ヒロインはシュルレアリスティックな花屋さん。依頼人は心理学者で、ミクラがなぜあんなに失恋ばっかりしているのか、その事情が語られます。数学者ミニ伝記ふたつつき ★冒頭試し読み
2、「かけだしどうし」ヒロインはかけだし女性理容師、依頼人は生物学者。頭のあの悩みについて画期的な論文ができあがります ★冒頭試し読み
3、「裸の経済学者」ヒロインはパン屋さん、依頼人は経済学者。無人販売がなぜ成立するかが論文のテーマです ★冒頭試し読み
4、「ぼくのおじさん」ミクラは失恋に疲れはてて郷里へ帰ります。するとそこには変人で名高い叔父が。おじさんが趣味で書いた人類学の論文執筆をてつだううち、先輩代書屋トキトーさんの意外な過去を知ることになります。ヒロインは女性車掌さん ★冒頭試し読み
5、「さいごの課題」なにかがふっきれ、北の街に戻ったミクラ。でも、かわりになにかをなくしちゃいませんか。さいごのヒロイン、喫茶店の美人店主との恋のゆくえはいかに ★冒頭試し読み
●ご意見・ご感想は光文社までおねがいいたします。

 

『就職相談員蛇足軒の生活と意見』 表紙

出版社 角川書店
発売日 2014/5/30
定価 1512円(税込)
装画 ヒグチユウコ

●四冊めの単行本となります。連載時の『蛇足軒奇譚』から、文学的伝統にのっとったタイトルに変更されました。嘘道家元(その正体は職安特命相談員)と博士号もちの訥弁秘書が不可能求職ミッションにいどむライトSF。電子版も同時発売。
もくじと作品概要
第一話「懇切、ていねい、秘密厳守」せっかく博士号をとったのに就職先がまったくない、理系女子シーノ。家元秘書というちょっと珍しいアルバイトをはじめたけれど、そこにはなんとも変わった求職者がやってきます ★冒頭試し読み
第二話「かなしき食糧難」今回の求職者は白皙の美青年。なんの悩みがあるのかふしぎですが、彼には重大な秘密があったのです ★冒頭試し読み
第三話「三秒の壁」求職者は、いかにもいけてないぽっちゃり女子。驚くようなある能力を持つものの、まったく生かし切れていません。もったいないです。それと、今回より家元のへんなライバルが登場します ★冒頭試し読み
第四話「ぽにい Ponnie」求職者はなんとロボット。しかもお掃除ロボットです。癒やし系です。もちろん名前はアイザック・アシモフの作品からとってます ★冒頭試し読み
第五話「博士浪人どこへゆく」まさか、殺しちゃった? シーノは北の街を逃げだし、遠い都会で無一文となりホームレス生活を送ります。さて家元はどう出るのでしょうか
●ご意見・ご感想は角川書店までおねがいいたします。

 

『洞窟で待っていた』 表紙
『洞窟で待っていた』

出版社 岩崎書店
発売日 2013/11/11
単行本 200ページ
定価 1575円(税込)
表紙・挿絵 横山えいじ

●初の長編で初のジュブナイル。がっちり本気な地底ものです。
舞台は城跡に建つ歴史ある小学校。洞窟マニアのアジマ、トンネルだいすき土木少女のコマキは趣味が似ているのでとてもなかよし。転校生イーダは地下伝説にくわしいけれど、なかなかうちとけてくれません。彼いわく「おれは群れるのがきらいだ」。そんな三人がふしぎな依頼者によって妖怪退治ミッションに狩り出されます。

もくじ
01.穴ぼこ町のふたり/02.第二の出会い/03.きっかけ/04.さいごの夏休みがはじまる/05.カラス/06.ひみつの場所/07.計画/08.もっとも遠いところへ/09.決着
●ご意見・ご感想は岩崎書店までおねがいいたします。

 

『あがり』文庫版表紙と瀬名秀明さんによる帯

出版社 東京創元社
発売日 2013/10/31
文庫
定価 903円(税込)
解説 三村美衣

●デビュー作『あがり』が文庫になりました。
文庫版ボーナストラックとして短編「幸福の神を追う」(集英社『小説すばる』2012年7月号掲載「おらほさきてけさいん」改題)を収録しました。また、文庫化するにあたり各話とも手をいれました。
なお、オーディオ版もあります。朗読は兼高美雪さんです。
もくじと作品概要
1、「あがり」第1回創元SF短編賞受賞作。師の死を悼む男子学生の実験がとんでもない結末を引き起こします
2、「ぼくの手のなかでしずかに」小太り薄毛で研究もぱっとしないポスドク数学者が、とある自己実験をはじめたせいでどんどん変貌していきます
3、「代書屋ミクラの幸運」論文執筆代行業、ひとよんで「代書屋」。ここからシリーズ短編集と長編が派生しました
4、「不可能もなく裏切りもなく」中編。著者の持つバイオ知識をあらんかぎり注ぎこんだ本格ハードSFです。ここで描かれたすべての実験がじっさいに再現可能です
5、「幸福の神を追う」いわゆる異類婚姻譚。異類といってもすっごくかわいらしい、あれですよ
6、「へむ」医学部の地下にはりめぐらされた通路。そこには子どもにしかみえない妖怪たちがひっそり暮らしていました。少年と少女はかれらとなかよくなりましたが、ある日とつぜん地下道の閉鎖が決定します
●ご意見・ご感想は東京創元社までおねがいいたします。

 

『代書屋ミクラ』単行本表紙
『代書屋ミクラ』

出版社 光文社
発売日 2013/9/19
四六判ソフト
定価 1,785円(税込)
イラスト 丹地陽子
装丁 泉沢光雄

●松崎の二冊めの単行本です。
●もくじ
1、超現実な彼女 (初出『NOVA 6』河出文庫 2011年11月)
2、かけだしどうし (初出『ジャーロ Vol45 2012 SUMMER』)
3、裸の経済学者 (初出『ジャーロ Vol46 2012 AUTUMN-WINTER』)
4、ぼくのおじさん (初出『ジャーロ Vol47 2013 SPRING』)
5、さいごの課題 (初出『ジャーロ Vol48 2013 SUMMER』)

 

『あがり』

出版社 東京創元社
発売日 2011/9/30
定価 1,680円(税込)

●松崎の初の単行本です。
●もくじ
1.あがり Which won? (第1回創元SF短編賞受賞作、初出『量子回廊』)
2.ぼくの手のなかでしずかに Beyond Creation (初出『原色の想像力』)
3.代書屋ミクラの幸運 Micra–Publish or Perish (初出『ミステリーズ! vol. 45』)
4.不可能もなく裏切りもなく All for Intron (初出『webミステリーズ! 2011年5月』)
5.へむ Au revoir, mais je ne t’oublie pas. (書き下ろし)

 

第1回創元SF短編賞受賞作「あがり」単品で電子版が発売されています。
税込定価105円、ファイル形式はXMDF。特別付録として「選考経過ならびに選評」を収録しています。