コーヒーを種(つまり豆)から育ててみた

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作成日:2010/06/30 最終更新日:2017/09/03 かいたひと:松崎有理

コーヒーは作家の友。まいにち飲んでます。消費量がはんぱじゃないのでもっぱら通販でまとめ買い。

それは、いつも通販で買っているコーヒー豆(もちろん焙煎ずみ)に同梱されていた、ひとつの袋からはじまった。

コーヒー屋さんからの手紙

かんじんのコーヒーの種を撮り忘れた。4粒はいってました。


同封のメモにはいろいろ書いてあったけど、
脚色しつつ要約するとこんな感じ:
「コーヒーの種をお送りします。
日本では気温が低いので、発芽するかどうかよくわかりません。
でも、運だめしと思って植えてみてね。Good Luck ! 店主より」

というわけで、コーヒーの種を撒いてみることにした。以下、その生育日記。

なお、生育状況は:
・場所=名古屋市。夏めっちゃ暑いことで有名
・部屋=鉄筋マンションの四階。そこそこ気密性あり
つまり年じゅうあったかい。これとてもだいじだとのちに判明する。

では、日記スタート。

2010年3月某日
さっそく植木鉢を用意。
とはいえ、デザートの空き容器にはんだごてで穴をあけたもの。
コーヒー屋さんメモの指示どおり、底のほうに水はけをよくするため小石を入れる。そのうえに園芸用赤玉を詰める。そして種を4粒とも撒く。
ときどき水をやりながらあたたかい場所に静置、待つこと3か月

 

コーヒーの発芽

6月14日
ついに発芽!

6月17日
2本目が出てきた。

コーヒーの芽、3本目

6月29日
けっきょく、3本発芽。発芽率75%でまずまずの結果。

コーヒーの木

7月9日
ちょっとだけ緑色の葉っぱがみえてきた。かわいい。すっかり情が移っている。

コーヒーの木

8月5日
ここのところ天気がよく、気温も高かったせいか急成長。
双葉のつぎの本葉も、ちっちゃいのが出てきた。

コーヒーの木

8月24日
三本とも元気。
そろそろ植え替えてやろうかな。

コーヒーの木

9月26日
訃報
いちばんちいさい一本がみまかったようです。
松崎が出張していた間に、ぐあいが悪くなったらしい。

 

写真つき記録はここまで。
このあとコーヒーの木がどうなったかといいますと。
以上は名古屋に住んでいたころの記録で、
松崎は2012年春に東京都内へ引っ越しました。
そのとき、この二本のコーヒーの木はだいじに連れていったのだけど、
なにより引っ越し先が築60年の古民家寸前の日本家屋だったのがいけなかった。
かわいそうなことに、冬の寒さに耐えられず二本ともあえなく枯死してしまいました。
教訓:日本家屋でコーヒーを栽培するなかれ。

協力:サザコーヒー
茨城県ひたちなか市共栄町8-18

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じつはコーヒー小説だって誰も気づいてくれない。

『あがり』文庫版表紙と瀬名秀明さんによる帯

出版社 東京創元社
発売日 2013/10/31
文庫
定価 903円(税込)
解説 三村美衣

●デビュー作『あがり』が文庫になりました。
文庫版ボーナストラックとして短編「幸福の神を追う」(集英社『小説すばる』2012年7月号掲載「おらほさきてけさいん」改題)を収録しました。また、文庫化するにあたり各話とも手をいれました。
なお、オーディオ版もあります。朗読は兼高美雪さんです。
もくじと作品概要
1、「あがり」第1回創元SF短編賞受賞作。師の死を悼む男子学生の実験がとんでもない結末を引き起こします
2、「ぼくの手のなかでしずかに」小太り薄毛で研究もぱっとしないポスドク数学者が、とある自己実験をはじめたせいでどんどん変貌していきます
3、「代書屋ミクラの幸運」論文執筆代行業、ひとよんで「代書屋」。ここからシリーズ短編集と長編が派生しました
4、「不可能もなく裏切りもなく」中編。著者の持つバイオ知識をあらんかぎり注ぎこんだ本格ハードSFです。ここで描かれたすべての実験がじっさいに再現可能です
5、「幸福の神を追う」いわゆる異類婚姻譚。異類といってもすっごくかわいらしい、あれですよ
6、「へむ」医学部の地下にはりめぐらされた通路。そこには子どもにしかみえない妖怪たちがひっそり暮らしていました。少年と少女はかれらとなかよくなりましたが、ある日とつぜん地下道の閉鎖が決定します

第1回創元SF短編賞受賞作「あがり」単品で電子版が発売されています。
税込定価105円、ファイル形式はXMDF。特別付録として「選考経過ならびに選評」を収録しています。

松崎有理のほかの著作については、作品一覧ページをごらんください。

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